良い税理士事務所を選ぶ際のポイント

節税に関する正しい知識を与えてくれるかどうか

お客様が節税を希望していても、税理士事務所のなかには節税に対して否定的である、あるいは、漫然とした意見しか言わないところもあります。

そのような事態を回避するには、事前に自分の仕事においてどのような節税対策ができるかということを、しっかりと聞く必要があります。具体的なプランをいくつも答えてくれるようであれば、節税に対して積極的な事務所と言えます。

各業界に対して豊富な知識があるかどうか

税理士事務所に、税務に関することだけでなくコンサルティング的なアドバイス・サポートを求めるのであれば、お客様が所属している業界に対して、豊富な知識を持っているかどうかが重要です。

他のお客様で自身と同じ業界の案件を手がけたことはあるか、業界の特徴や注意点などの知識はあるのかという点を、事前に質問して聞いてみることが大事です。お客様の質問にしっかりと答えられるようであれば、信頼できると言えます。

税務署に強いかどうか

決算書類を提出した際、何か問題があれば税務署から連絡が来る場合もあります。何か問題があった場合、税理士の能力が原因であるケースもあるのです。

その逆パターンとして、税務署からのチェックを回避するために、節税対策などをすべて行わずに無難な決算書類を作成する税理士事務所もあります。

そのため、事前に「税務署対策はどのようにしていますか」としっかりと質問することが大事です。

相性が良いかどうか

税理士事務所との関係は、お金に関することです。そのため、シビアな視点が必要であり、なおかつ税理士に対して、正直に腹を割って話すことも必要になるでしょう。そのようにして、お客様と税理士が信頼できる関係をつくるには、税理士が有能であるか以前に、税理士との相性が重要となります。

書類作成などの代行だけでは深い関係を築く必要はありませんが、自身の仕事をより良いものにしたいと希望する場合、税理士との相性が良ければ税理士は力つよいパートナーとなってくれるでしょう。